オリンピックの2020年に新憲法でと、首相が憲法遵守義務に違反する国
天皇を元首に押し上げたい保守系学者・政治家は天皇の人間性を否定する人たちか?
時の政権が天皇陛下にここまでの最大限の侮辱を与えた例があるだろうか。
政府が象徴天皇を意のままに批判し、首相が集めた有識者が天皇陛下の象徴としての在り方を侮辱するのであれば、国民統合の象徴としての天皇制の意味はあるのであろうか?
天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」
陛下 退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」
毎日新聞 2017年5月21日 より転載

 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

 陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。

 宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

 ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。
天皇制


2017.05.21 Sun l 天皇制・平和・憲法 l コメント (0) トラックバック (0) l top
天皇家の孤独な戦い ・・・
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/emperor2.html
天皇陛下のお言葉に始まった天皇の生前退位問題
その本質は何だろうと感じていた疑問点を解き明かしてくれる。
岐路に立つ象徴天皇制 白井聡氏 2026.9.7から考える。
現に国民が統合されていないのであれば、「国民の統合の象徴」もありえない。もしこれに誰も答えることができなければ、天皇制は終わるだろう。深く同意する。
戦前の大日本帝国憲法の元の、国民を支配するための権力のロボットのような天皇制はNOである。安倍政権がねらうのは、天皇制の継承者がなくなった時、旧皇族を復活させ、男系の傀儡天皇をコントロールする悪夢も。

白井聡氏 『週刊新潮』8月25日号に掲載
いつものように、今上天皇の言葉は穏やかであった。にもかかわらず、「象徴とは何か」を語るその姿に、私は一種の烈しさを感じ取った。皇太子時代から長年考え続けた「象徴としての役割を果たす」こととは、ただ単に天皇が生きていればよいというものではなく、また摂政が代行しうるものでもない。文字通り「全身全霊をもって」国民の平安を祈り、また傷ついた人々や社会的弱者を励ますために東奔西走しなければならない職務である、という御自身の考えがはっきりと打ち出されたのである。

なぜ今、それを実行しなければならないのか。生前退位の意向表明には、安倍政権による改憲プロセスを食い止める意図が込められているのではないかという見解が、囁かれている。安倍政権と熱心な支持者たちの戦後民主主義に対する敵意は明らかであり、その表面化に対して、天皇・皇后夫妻は慎重だが明白な態度表明を行なってきた。

しかし、「お言葉」に接して感じたのは、「憲法はどうなるのか」という問題よりも一層深刻な危機に対する警鐘である。「国民の統合」の危機が現に存在し、それが、今上天皇が象徴の任を果たすことが困難になってきつつあることを証明している、という切迫感が今回の意見表明を決断させたのではないか。

敗戦国で「権威ある傀儡」の地位にとどまらざるを得なかった父(昭和天皇)の代に始まった象徴天皇制を、烈しい祈りによって再賦活しつつ、時勢に適合しなくなったその根本構造を乗り越えるために何が必要なのかを国民に考えるよう呼び掛けた。もしもこれに誰も応えることができないのであれば、天皇制は終わるだろう。現に国民が統合されていないのならば、「統合の象徴」もありえないからである。われわれはそのような岐路に立っていることを、「お言葉」は告げている。

天皇家からのメッセージ 入り口紀男氏より
・「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び」
(天皇陛下のお言葉 H27.1.1)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/emperor2.html
・「日本は平和と民主主義を守るべき大切なものとして日本国憲法を作り」 (天皇陛下のお言葉 H25.12.17)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/emperor1.html
・「近代日本の黎明期に生きた人々の」
(皇后陛下のお言葉 H25.10.20)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/empress1.html
・「身の震うような怖れ」
(皇后陛下のお言葉 H26.10.20)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/empress2.html
・「争いや苦しみの芽となるものを摘み続ける努力」
(皇后陛下のお言葉 H26.10.20)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/empress3.html
・「日本国憲法を基礎として築き上げられ」
(皇太子殿下のお言葉 H26.2.21)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/prince1.html
・「戦争の惨禍を再び繰り返すことのないよう」
(皇太子殿下のお言葉H27.2.20)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/prince2.html
・「謙虚に過去を振り返る」
(皇太子殿下のお言葉H27.2.20)
http://www.geocities.jp/flowercities/amaterasu/prince3.html

本ブログ
愛子さま 世界の平和を願って
秋篠宮さま「進まぬ帰還、心痛む」 震災追悼式
埋もれた歴史、光当てる旅 両陛下のベトナム訪問
天皇陛下のお言葉と安倍首相の靖国参拝
2017.05.06 Sat l 天皇制・平和・憲法 l コメント (0) トラックバック (0) l top
何か暗い気持ちになるこの頃、爽やかな風が吹き抜けました
卒業に際し、宮内庁は愛子さまが同校の記念文集に寄せた作文を公開した。
毎日新聞 2017年3月22日
世界の平和を願って 敬宮 愛子さま

愛子さま

 皇太子ご夫妻の長女愛子さま(15)が22日、学習院女子中等科(東京都新宿区)を卒業された。卒業に際し、宮内庁は愛子さまが同校の記念文集に寄せた作文を公開した。
作文の全文は以下の通り。

世界の平和を願って
2017.03.24 Fri l 天皇制・平和・憲法 l コメント (0) トラックバック (0) l top
秋篠宮さま「進まぬ帰還、心痛む」 震災追悼式 朝日新聞 2017.3.11
原発事故文言、安倍首相使わず 追悼式で初 毎日新聞 2017.3.11

秋篠宮さま
被災地で人々が復旧と復興への努力を続けてきたことに触れたうえで、
しかし、その一方では、被災地、また避難先の地で、困難な生活を強いられている人々が今なお多くいます。特に、避難生活が長期化する中で、年々高齢化していく被災者の健康や、放射線量が高いことによって、いまだ帰還の見通しが立っていない地域の人々の気持ちを思うと深く心が痛みます。困難な状況にある人々誰もが取り残されることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができる日が来ることは、私たち皆の願いです。

他方安倍首相
東日本大震災の政府主催の追悼式で、安倍晋三首相は「原発事故」の文言を式辞で使わなかった。追悼式は震災翌年の2012年から毎年開かれ、今回が6回目。昨年までは首相式辞の中で必ず触れていた。
 今回は「復興は着実に進展していることを実感します」「福島においても順次避難指示の解除が行われるなど、復興は新たな段階に入りつつある」などと復興の成果を強調した。

福島は2011.3.11から今もなお、緊急事態宣言発令中である。汚染水をストップするはずの凍土壁は凍土すだれという規制員会の判定があってから、永遠に太平洋に流し続ける構え。メルトスルー燃料はどこにあるか、ロボットカメラがすぐ壊れるので、全く分からない。廃炉できず、石棺で閉じ込められず、永遠に大気中、汚染水で国土と地球を汚染し続ける。帰還された県民は、生涯緊急事態宣言の元、高放射能を浴びながら生きていかねばならない可能性が大きい。6年で原発事故がなくなったのは、安倍首相の思考の中のみ。
2017.03.12 Sun l 天皇制・平和・憲法 l コメント (0) トラックバック (0) l top
埋もれた歴史、光当てる旅 両陛下のベトナム訪問
2017年3月4日朝日新聞 より転載
戦争責任をただ一人負い、責任を果たそうと努力を続けられる姿に深い敬意をささげる。

 天皇、皇后両陛下にとって今回のベトナム訪問は、即位後20回目の外国訪問となる。昨年8月に天皇陛下が退位の意向をにじませるお気持ちを表明し、政府で検討が進む。来年中の代替わりが現実味を帯び、最後の外国訪問となる可能性もささやかれる。

 だが取材を進めると、両陛下が長く、ベトナム訪問を望んでいたことがわかる。その心中にはやはり、「平和」への思いがある。
2017.03.05 Sun l 天皇制・平和・憲法 l コメント (0) トラックバック (0) l top
天皇陛下は80歳の誕生日を迎え、記者会見で述べられたこと
これまで最も印象に残っていることに「先の戦争」を挙げ、「前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと本当に痛ましい限りです」

戦後復興の歩みについては
「平和と民主主義を守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って今日の日本を築いた」と振り返り、「戦争で荒廃した国土を立て直すために人々が払った努力に深い感謝の気持ちを抱いています」

というお言葉は心にしみる。

靖国参拝後に発表された安倍首相の談話から 
本日、靖国神社に参拝し、
国のために戦い、尊い命を犠牲にされた御英霊に対して、
哀悼の誠を捧げるとともに、
尊崇の念を表し、御霊安らかなれとご冥福をお祈りしました。

両談話を読み比べると、似ているようであって正反対であることに気づく。
陛下は「前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと本当に痛ましい限り」と思っておられるのに対し

安倍首相は「国のために戦い、尊い命を犠牲にすることは称えられるべきことであり
英霊に尊崇の念を表し、御霊安らかなれとご冥福を祈る」と言う。
安倍教育改革で求める愛国心の本音はここにありとの感がある。

侵略された中国や、植民地支配を受けた韓国の人々には、戦争責任者A級戦犯もまつられている靖国神社への参拝は、戦争の正当化と見える。近隣諸国との平和が遠のいていく。
米政権は安倍首相の靖国参拝について、
「日本は大切な同盟国であり友好国だが、日本の指導者が近隣諸国との関係を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」と声明を発表

<映画監督の想田和弘さん> 特定秘密法、武器輸出三原則の緩和、靖国神社参拝。長年論争となってきた問題が次々に実行されている。政権からは日本が積み重ねた民主主義の歴史への敬意が感じられない。ニューヨークに住んで思うのは米国にとってアジア最大のパートナーは中国だ。日中関係が悪化すれば、日本が孤立するだけで何もいいことがない。 
朝日新聞2013.12.27
2014.01.12 Sun l 天皇制・平和・憲法 l コメント (0) トラックバック (0) l top