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南相馬市立総合病院の事務課が作成した「南相馬市立総合病院患者数推移」が公表された。
http://m-soma-hsp.com/%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/20181212/ 2018.12.12
「医事会計情報は、当院において診療を終了していない方と診療を新たに開始した方を年度毎に集計した概ね累積の数値です」により、「南相馬市立総合病院患者数」が毎年積算された患者数であることを考慮して解析をおこなった結果
脳卒中、肺炎、大腸癌、肺癌、急性心筋梗塞、成人白血病
2011年~16年にかけて3~11倍に増加している


表1.南相馬市立総合病院患者数 クリックすると拡大されます
南相馬患者数

1.南相馬市立総合病院新規患者数推移
★各年度の新規患者数≒各年度の患者数ー前年度の患者数(表1) で求めた新規患者数
  (死亡、転院、完治等による転記分はさらに新規患者数に加算される)
南相馬新規患者数

患者数の多い順から、脳卒中、肺炎、大腸がん、肺がん、急性心筋梗塞、成人白血病(全)といずれも原発事故の2011年~16年にかけて増加している。
南相馬新規患者数推移

2.南相馬市立総合病院新規患者数比の推移
平成23年度に対する新規患者数比=各年度新規患者数/H23年度の新規患者数 は
急性心筋梗塞11.3倍、肺がん9.5倍、肺炎4.7倍、脳卒中4.1倍、大腸がん3.1倍、成人白血病2.8倍と患者数が事故後飛躍的に増大している。
南相馬新規患者数比

3.増加の少ない疾病の新規患者数比と外来患者数比の推移
すべての病気の患者数が3.11以後大きく増えているわけではない。胃がん2.4倍、肝臓がん2.3倍、成人甲状腺がん0.7倍で、南相馬市立総合病院外来患者数の増加率1.8倍と同程度である。成人甲状腺がんの比率は減少しているが、新規患者数平均が3.3人と低いため、他の専門病院に振り分けらている可能性がある。
新規患者数比と外来患者数比
参考リンク
南相馬市立総合病院事務課が公表した患者統計と
それについての病院事務課のコメントについて 渡辺悦司氏ー
https://www.gowest-comewest.net/site/wp-content/uploads/2018/12/minamisouma20181212.pdf
再解析の経緯について→続きを読むへ
2018.11.10 Sat l 福島放射能健康影響 l コメント (0) トラックバック (0) l top
米、自然エネ革命進行中 自然エネルギー財団・石田雅也氏に聞く
2018年11月6日朝日新聞夕刊 より転載
コスト減で太陽光25倍・風力倍増

 米国で風力発電と太陽光発電が大きくシェアを伸ばしている。公益財団法人・自然エネルギー財団(東京)で、同僚のロマン・ジスラー氏とともに米電力市場の動向を報告書にまとめた石田雅也氏に聞いた。

米エネルギー

 ■風力・太陽光、コスト低下で拡大

 ――米国ではどんな変化が起きているのですか。

 「米国のエネルギーといえば『シェールガス革命』が記憶に新しいのですが、
2010年ごろから始まった風力発電と太陽光発電の急拡大は、次の『革命』
と言っていいぐらいです。トランプ政権になって石炭火力や原子力発電に戻るのでは、という見方が日本にはありますが、実際にはそうはなっていません」

 ――報告書によると、風力発電設備(17年、累計)は8908万キロワットで10年から倍増、太陽光発電(同)は5104万キロワットで25倍になりました。なぜでしょう。

 「コストの低下です。風力発電機の1キロワットあたり価格は08年の約1600ドルから16年には800~1100ドルに下がりました。量産と大型化で発電量が増え、相対的にコストが下がったのです。
太陽光発電システムのコストも、中国製パネルの普及などで10年から17年にかけ4分の1以下になりました」


 ――政府のエネルギー基本計画は、30年の電源構成を原子力発電20~22%、石炭火力26%、自然エネルギー22~24%としています。

 「世界の流れから立ち遅れています。自然エネルギーの価格が高く、量も少ない状況が続くと、海外の企業は事業拠点を日本から移すおそれがあります。日本の産業界には、危機感を持って『自然エネルギーをもっと増やして』という声を上げてほしいと思います」
2018.11.06 Tue l 再生可能エネルギー l コメント (0) トラックバック (0) l top
サイエンスZERO「シリーズ原発事故(19)“被ばく量”解明への挑戦」 より
★低線量でも甲状腺がんの危険がある:50mSvで1.55倍
★高度に汚染された地域が存在すること 100mSv以上も

従って
★福島原発事故による被ばくで
   甲状腺がんが発生する可能性が十分にある

ことが明らかにされた。

これは福島県の見解を真っ向から否定する調査結果!!
 福島県基本調査では90%以上が2mSv未満の実効線量、これまでの疫学調査により100mSv以下での明らかな健康への影響は確認されていないことから、4ヶ月間の外部被ばく線量推計値ではあるが、「放射線による健康影響があるとは考えにくい」と評価される
と被ばくとの関連を否定してきた。

福島第一原発の事故で拡散したヨウ素によって子供たちは甲状腺にどれだけ被ばくしたのか?科学者たちは、事故当時、大気の微粒子を捕らえたフィルターの中に、放射性物質を見つけ、その分析から新たな推定値を導き出した。分析には宇宙化学の技術も使った。科学者たちのアプローチを詳しく紹介する。今後さらに詳細な甲状腺被ばく線量推定がなされることを期待する。

◆1. 小児甲状腺に関しては被ばく線量が100mSv以下でもリスクがある
福島県甲状腺検査評議部会 部会長 鈴木元氏
・50mSvでもリスクがあると考えていろいろな行動をとったほうがいいということを示している。
2017.7月発表の論文によると、甲状腺がんの相対リスクは
100ミリシーベルトで  2.1 倍
 50ミリシーベルトで  1.55倍

Thyroid-Dose

◆2. 避難地域では
  双葉町から
  ・避難しなかった場合→最小でも380ミリシーベルト の被ばく線量
  ・経路A 12日3時川俣町避難開始、19日10時埼玉県へ避難した場合
     →最大で33ミリシーベルトの被ばく線量
  ・経路B 12日16時川俣町避難開始、19日10時埼玉県へ避難した場合
     →最大で86ミリシーベルトの被ばく線量


hinancase

・避難中に多くのお年寄りが亡くなったことで避難させないほうが良かったのではという意見もあるが、避難していなければこれだけ高い被ばくの可能性があった
・避難したことが間違いではなく、どう避難するかについて十分準備ができていなかった



◆3. 避難地域で避難した場合と避難しなかった場合の被ばく線量
避難していなければ非常に高い被ばくの可能性があったことか分かる
避難区域避難非避難比較


◆4. 原発周辺、避難地域外では被ばく線量が相当大きい。
  100ミリシーベルトを超える場合もある。
原発周囲避難外


◆5. 中通り、会津地方では被ばく線量が比較的少ない

中通会津被ばく線量
natureflowコメント 中通りで飯館村に近い福島市、郡山市などの線量はもっと大きいのではないか。現在でも外部線量が比較的高い。

参考リンク
原発事故により放出された大気中微粒子等のばく露評価とリスク評価のための学際研究
Thyroid Cancer Following Childhood Low-Dose Radiation Exposure: A Pooled Analysis of Nine Cohorts
J Clin Endocrinol Metab. 2017 Jul 1;102(7):2575-2583
【サイエンスZERO「シリーズ原発事故(19)“被ばく量”解明への挑戦」】関連ツイートまとめ ♯東京電力福島第一原発事故
「福島事故後の内部被ばくの課題の解決に向けて -不溶性粒子と短半減期核種-」
2018.11.01 Thu l 福島甲状腺がん l コメント (0) トラックバック (0) l top