あいんしゅたいんの活動について、いろいろ言いたいのでとても書きにくいですが
特に問題を感じるのは東日本大震災情報発信ページです。

事故後の最重要課題は
1、事故の再発防止 2.被爆した福島の人たちの被害を最小限にとどめること
だと思います。

2.については、チェルノブイリの経験を生かさねばならないと思います。
広島原爆の168倍の放射能汚染(セシウム換算)を引き起こした福島事故を、原爆被害の延長線上で
考えることはできないと思います。
 NHK・ETV特集 チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告(1)ベラルーシの苦悩
 NHK・ETV特集 チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告(2)ウクライナは訴える
をもし見られたら、日本の対応の問題点が明らかと思います。

http://natureflow1.blog.fc2.com/blog-entry-114.html 福島とチェルノブイリ2 どちらが人道的か 私見を書いています。

東日本大震災情報発信ページの晩発性障害は必ず克服できるは癌の自己責任論にも思われます。
免疫の専門家が主張するのは自由ですが、物理学者が勉強したからといって、主張することではないと思います。
原発事故で仮設住宅や他府県で避難生活をされている方が、住宅、故郷、仕事、帰還の見通しなく
どうしてストレスのない生活ができるでしょうか。

ウクライナ政府の報告では
「特に心筋梗塞や狭心症など心臓や血管の病気が増加していると指摘。子供たちの健康悪化も深刻で2008年のデータでは事故後に生まれた子供たちの78%が慢性疾患を持っていた。報告書は事故以来蓄積された住民のデータをもとに、汚染地帯での健康悪化が放射線の影響だと主張、国際社会に支援を求めている。」
癌の発生以上の事態が進行しているのではありませんか。

チェルノブイリでは年5ミリシーベルト以上で強制避難、移住と仕事を補償している、1-5ミリシーベルトで移住の自由を認めて補償、それに対して日本では年間20ミリで帰還しなさいというのは非人道的なやり方だと思うのですが、それを立案し支持する科学者、学会があってこその方針でしょう。

チェルノブイリから学ぶ でチェルノブイリ周辺ベラルーシで5年半にわたって甲状腺癌治療に従事した外科医、現松本市長の菅谷昭氏菅谷氏の意見を紹介し、私見を書いていますが
長野県松本市長 菅谷昭氏『チェルノブイリから学ぶこと』 に講演の動画があります。

”チェルノブイリ事故は25年にしてまだ進行中である
・データによる科学的裏づけがないから心配しないでも大丈夫
・科学的証明がないからこそ、十分慎重であるべき
いずれを採用するか、チェルノブイリ を繰り返してはならない。”  が貴重です。

そういう疑問の中であいんしゅたいんの活動をみると、京都大学理学部、基礎物理学研究所、湯川・アインシュタインの平和運動の輝かしい伝統と、とてもちぐはぐで失望します。

なされている議論の中で科学的という言葉が出てきますが、”科学=権威・学会で承認されていること”ではないと私は思います。科学は”権威=今までの知”の向こうに、権威を超えて新しい知を発見することだと思うのです。
JEINに問い合わせをした時点で、こんなことをしていたら理学部を志す学生がいなくなるのではないかと心配になったこともありました。権威を尊重して適用することを学ぶだけでは、科学はできないのではありませんか。

あいんしゅたいんの活動には学会その他の大きな支持があるようにも思いますし、上記の点を議論しても交わりはない様にも感じています。この活動が単なるNPO法人であればなんら感知しないこと、でも京都大学理学部をベースにした活動で、これ以外の立場の活動が見つからないことに危機を感じるものです。
2012.12.27 Thu l 原発と科学者の社会的責任 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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