福島第一原発事故で、福島県を中心に広範囲に汚染された土地を除染することは、可能なのだろうか?

原発から放出された放射性物質は、それぞれの半減期で放射能を出して減少していく以外に、除染=少なくなる 事はない。移動することができるだけである。

ある地域に汚染土壌を集積して住めない場所として「汚染土貯蔵施設」に100年以上管理し
比較的汚染の少ない場所を除染して、除染土壌を「貯蔵施設」に運び込む。
”除染”という言葉を使うことが間違い
  ⇒ 汚染を移動する ”移染”

あるのみ、このことを示しているのが以下の「手抜き除染」

「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/decontamination/?1357258715
(朝日新聞デジタル1月4日)より転載
 
東京電力福島第一原発周辺の除染作業で、取り除いた土や枝葉、洗浄に使った水の一部を現場周辺の川などに捨てる「手抜き除染」が横行していることが、朝日新聞の取材でわかった。元請けゼネコンの現場監督が指示して投棄した例もある。発注元の環境省は契約違反とみて調査を始めた。汚染廃棄物の扱いを定めた特別措置法に違反する可能性がある。

<除染作業員証言>枝葉「その辺に」 洗浄「流しっぱなし」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000035-mai-soci
毎日新聞 1月5日(土)配信 より転載
東京電力福島第1原発事故を受けた国の直轄除染で集めた枝葉や汚染水を川などに捨てる不適切処理が明らかになり、環境省が実態調査に乗り出した問題で、現場の男性作業員が毎日新聞の取材に応じた。作業員は
「そもそも仮置き場が足りない。『置くところがないから仕方ないべ』と捨てることが日常茶飯事になっている」
などと証言した。
 作業員によると、集めた枝葉は本来なら「フレキシブルコンテナバッグ」と呼ばれるブルーの袋などに入れて仮置きする。「でも仮置き場の場所がなくなっていて、枝葉を袋に回収しないでその辺に捨てることもある。日常茶飯事です。早い話が『もう置くところがないから仕方ないべ』となる」と話す。

 洗浄後の汚染水も本来は回収する必要がある。作業員によると、建物などを水で洗浄する場合は通常、下にブルーシートを敷いて汚染した水を受け、ポンプでくみ取りタンクに入れ、浄化装置で処理する。しかし、「回収するのは環境省が管轄し、なおかつ環境省が見に来るモデル地区だけ。普段はそんなことやっていない。(汚染水は)流しっぱなし」という。

 さらに「『今ここでマスコミなんかが見に来たら大変なことになるね』といつも同僚と話している。以前、国の要人が来た時には、いいところだけをきちんと見せたが、普段はずさんもずさん。道路縁の刈った草などは片付けもせず、そのままにして帰ることもある」と打ち明ける。

 こうしたことから、除染後に空間線量を測っても、除染前とあまり変わらないケースも多いという。「実際、大した効果は出ていない。僕たちから言わせたら税金の無駄遣い。でも国は『予算がないからやめる』というわけにもいかない。大手(元請け)にしてみれば、こんなにおいしい(もうけ)話はない。作業をすればするほどお金が入ってくる」と作業員は指摘する。

 その上で「ここで何とかしないと、大変なことになる。税金なんかいくらあっても足りないですよ」と訴えた。
毎日新聞より転載終了

参考記事
除染、大手ゼネコンが本格参入 地元業者は危機感 朝日新聞2012年1月31日
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201201310154.html
 福島県での放射性物質の除染事業に、大手ゼネコンが本格的に乗り出している。国が発注する大がかりなものに加え、規模の小さい自治体の事業も受注している。「将来性」を見込んでいるためだ。地元業者は「仕事を奪われる」と危機感を募らせる。
大手ゼネコンが手がける除染事業
転載終了

かくして原発で大いに潤った大手ゼネコンは、除染でも大もうけする!!
行き場のない汚染土壌を野積みして、除染できるのかどうか見通しはない!!


2013.01.04 Fri l 放射能・除染 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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