福島原発事故で原爆168個分のセシウム137が放出された。
 以前2011.4.12の福島原発事故、チェルノブイリ並みの最悪「レベル7」で、
福島第1原発事故ですでに広島原爆の40倍の放射性物質が放出されたことになる
と自分で試算していた。その放出された放射性物質のデータが公表された。

 新聞紙上で報告されていたが、日が経つとたどれなくなってしまう。またしてウォール・ストリート・ジャーナル日本版からとらせてもらった。
福島第1原発から放出された放射性セシウム137は広島型原爆168個分。
8月23日の衆院科学技術・イノベーション推進特別委員会に、政府(細野豪志原発担当相)が提出した数字である。

資料によると、福島第1原発1~3号機から放出されたセシウム137は1万5000テラベクレル(テラは1兆)。広島型原爆は89テラベクレルだったということなので、福島原発は広島原爆168個分ということになる。

 ヨウ素131では福島が16万テラベクレルで原爆が6万3000テラベクレルで2.5倍。ストロンチウム90でいうと、福島が140テラベクレル、原爆が58テラベクレル で、2.4倍だそうだ。ヨウ素131は半減期が約8日と短いが、セシウム137は約30年、ストロンチウム90は約29年で影響が長く残る。

 政府は、この数字が独り歩きすることを懸念して、資料の中で「原子爆弾は高濃縮ウランを一瞬のうちに核分裂連鎖反応させて、爆風、熱線、中性子線を放出して、大量の殺傷、破壊に至らしめるもの」だと定義。一方、福島第1原発は、「原子炉の運転により核燃料が制御された形で核分裂し、その過程で生成した放射性物質の一部が事故の結果、環境中に放出され周辺に拡散した。放出された放射性物質が核分裂を起こしているのではない」として、「放射性物質の放出量で単純に比較することは合理的ではない」と前置きをした上で数字を明らかにした。

だが、168個分である。確かに爆発によって巨大なキノコ雲が高度1万メートルにも吹き上った原爆と、爆発といっても原子炉設備を覆っていた建屋を壊した福島の事故とでは、破壊の度合いという点では比較にならないかもしれない。しかし汚染が広がらず原発周辺にとどまっているとしたら、あのあたりの汚染がどれだけひどいかということではないのだろうか。

また、児玉教授は、これまでの研究結果によると、原発と原爆では、一定期間後の放射能の残存量に大きな違いがあり、1年後に、原爆は1000分の1に減少するが、原発は10分の1にしかならないと述べていた。
以上WSJの記事から

 広島原爆の168倍の放射性物質に汚染された日本列島。原爆の爆風、熱線、中性子線で一瞬にして大量の殺傷、破壊に至 った原爆とは異なる。でもその後の放射能による人体への影響が168倍にということ・・・徐々に現れる今後の成り行きが恐ろしい。チェルノブイリが思われる。

 土壌の放射能汚染に関する初めての包括的調査結果が発表されている。高濃度汚染地域の人たちの健康に大きな影響を及ぼすのではないかと懸念される。
2011.08.30 Tue l 原発事故 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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