セシウム137の危険性を論じる時に、よく引き合いに出されるのがカリウム40。セシウムはカリウムと化学的な性質が似ているので、体内での蓄積のメカニズムなどが、ほぼ同じと考えられているから。

カリウムは、ナトリウムと相補的に働いて筋肉や神経の働きを正常に保つのに必要な、生命の維持に必須のミネラル。

 我々の体内のカリウムは、神経刺激の伝達、筋肉の収縮など生命維持に必須の働きをしている。このカリウムの量は体内でほぼ一定で、自然界のカリウムのうちの約1万分の1が放射性のカリウムK40なので、健康な人であれば誰でも、ほぼ一定量のカリウムK40による内部被ばくしていることになる。これは、生命がこの地球の誕生して以来ずっと続いている。

 他方、放射性セシウムは人間が原子炉で作って、原発事故で撒き知らした有毒物質。

以下で、2つの放射性元素セシウム137Csとカリウム40K の放射線発生機構を比較する。
セシウム-137(137Cs)
半減期 30.1年
崩壊方式
 (ベータ線を放出)     (ガンマ線を放出)
137Cs ⇒ バリウム-137m(半減期2.6分)⇒バリウム-137(137Ba) 95%

        (ベータ線を放出)
137Cs         ⇒       バリウム-137(137Ba) 5%

カリウム-40(40K)
半減期 12.8億年
崩壊方式
   (ベータ線を放出)
40K     ⇒   カルシウム-40(40Ca)   89%

   (ガンマ線を放出)
40K+電子  ⇒   アルゴン-40(40Ar)    11%

関連リンク
放射性セシウムと放射性カリウムの人体影響は同じレベル(内部被ばく)
Cs137とK40による内部被曝についての比較
2014.03.06 Thu l 放射性セシウムとK40の影響比較 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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