先行3記事で、
K40による自然放射能程度であれば・・・Cs134、Cs137を恐れる必要なない
というのは間違いであることを検証した。
関連して、福島の人たちの食事からの被曝は想定を下回るという結果が報告されていた。
K40による自然放射能を相当に下回るという結果で、よかったと思う。

食事から被曝 想定下回る? 福島の住民、なお調査必要
2014/3/16付日本経済新聞 朝刊 より転載
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東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年が過ぎた。飛散した放射性物質による住民の被曝の現状に関し、事故直後に心配したほどには深刻ではないとの指摘が研究者から出ている。
食事からの新たな摂取量が少ないためと考えられている。
その一方で事故直後の初期被曝についてはまだ解明が十分とは言えない。

関連リンク
放射性セシウムと放射性カリウムの健康影響比較 Ⅱ
放射性セシウムと放射性カリウムの人体影響は?
セシウム137とカリウム40 私設原子力情報室
放射線測定器専門メーカー、米国キャンベラ社が早野龍五東京大学教授らと共同開発した乳幼児専用の内部被曝の測定装置だ。
福島県では、原発の入退出時の被ばく管理に使われてきたホールボディカウンターが病院などに導入され、住民の検診に使われている。ただ、既存の装置は大人用のため乳幼児を測るのは難しかった。
「ベビースキャン」と名付けた新装置は子供に装置内で寝そべっていてもらうだけでいい。母親の顔も見られ絵本を読みながらでも全身の測定ができる。
ホールボディーカウンター新型


昨年12月、福島県平田村のひらた中央病院に1号機が納入された。2月半ばまでに福島県内外の約150人を調べて放射性セシウムが検出限界を(全身で50㏃)を超えた子はいなかった。人体は通常、自然の放射性カリウムを体重1kgあたり約60㏃含む。50㏃以下の放射性セシウムのリスクはゼロとは言えないが、かなり低い。
「この装置が子供の被曝が心配で悩む母親と医療関係者が話し合うきっかけになればいい」と早野教授は話す。

似た傾向はほかでも見られる。例えば、南相馬市で昨年4~6月に検診を受けた大人(高校生以上)5810人のうち5699人(98%)で、放射性セシウムは検出限界(全身で250㏃)以下だった。中学生以下の子供では3390人のうち検出限界を超えたのは一人。この一人も別の病院で再度測ったら検出限界以下だった。

南相馬市内部被曝検査結果

内部被曝の現状は 「健康への影響を心配しなければならない水準よりも二ケタ程度低い」 と、南相馬市立総合病院で診療に当たる坪倉正治医師は話す。
筆者コメント
放射性セシウムの生活指導上の目安は20ベクレル/kg が妥当かどうかは分からない。
放射性カリウムK40による自然放射能 60ベクレル/kg 
のレベルより1桁近く低いことは安心材料と見る。


セシウム137とカリウム40 私設原子力情報室 の記事によると『セシウム検出の子ども274人 南相馬市が検査結果公表』【河北新報2011/10/29】の情報として
南相馬の子供たちのセシウム137の検査で、最も大きな値が出た子供は45~50ベクレル/kgです。ここでは、計算をしやすくするために50ベクレル/kgとします。
よく「天然放射性物質のカリウム40が67ベクレル/kgもあるんだから、50ベクレル/kgなんて心配無用」という言われ方をしますが、これはまったくの間違いです。セシウム137による被ばく分をカリウム40の分と比較しても意味はないのです。なぜなら、セシウム137はカリウム40に対する上乗せ分として効いてくるからです。


この記事から、2011.10.29時点では、カリウムK40の自然放射能と同レベルの内部被曝をしている子どもがいた。でも現在では子どもの内部被曝は、ほぼ5ベクレル/kg以下と下がっている。
--------------筆者コメント終了


福島県は11年6月~14年1月までの各市町村で検査結果をまとめて公表している。放射能の量ではなく、今後50年間に推定される内部被曝の線量(預託実効線量)の形でだしており、累計17万8630人中、17万8604人が1ミリ㏜未満としている。
内部被曝が低く抑えられているのは食事で摂取する放射性物質が少ないことが大きいとみられる。
コープ福島は組合員の100家庭の協力を得て、実際の食事に含まれるセシウムの量を調べているが、13年11月~14年2月の期間で食事1kg当たり1㏃以上のセシウムが検出されたのは4家庭。最大値が2.6㏃だった。
「この食事を一年間食べ続けたとしても、被曝線量は0.04ミリ㏜にとどまる」という。
これらは安心につながるデータだが、ホールボディカウンターには限界もある。透過力が強いγ線はとらえるが、ベータ線などは測れない。γ線を出すセシウムは検出可能だが、ストロンチウムは困難だ。
もっとも、ストロンチウムの放出量は少なかったと見られている。セシウムのおよそ1/100とも推定される。
ストロンチウムを摂取する量はセシウムよりさらに少ないとみるのが合理的だ。
事故直後に出て消えた放射性ヨウ素による内部被曝の実態もホールボディカウンターではとらえられない。福島県が進める甲状腺検査ですでに癌が見つかる子供もいる。多くの人を調べると一定の確率で癌がみつかる「スクリーニング効果」によろものか、被曝のせいなのか議論のあるところだ。
事故直後に出た放射性ヨウ素の量や流れは未解明な部分が多く、調査も難しい。一般に被曝が長期的にもたらす影響は確率的で不確実性を伴うが、それに加え推定の根拠となるデータが不完全であることが不安のタネになる。
さらに詳しく知って不安をやわらげるため、調査や検診の粘り強い継続が必要だ。
(編集委員 滝順一)
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2014.03.18 Tue l 放射性セシウムとK40の影響比較 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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