六ケ所稼働、米が懸念 「消費予定なくプルトニウム増加」 高官が昨春
2014年4月13日 より転載
 原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す青森県六ケ所村の再処理工場の稼働について、米国が「懸念」を日本に伝えてきている。原発が動いていない現状では核兵器に転用できるプルトニウムが増えるばかりで、オバマ政権が力を入れる核不拡散に逆行するからだ。

 10月の完成を目指す六ケ所再処理工場は、年800トンの使用済み核燃料を再処理し、8トンのプルトニウムを取り出す能力がある。これを原発で燃料として消費する予定だが、現在、そのめどが立っていない。これとは別に、日本がすでに保有しているプルトニウムは44トンあり、数千発の核兵器に相当する。

同じ計算で行くと年間千発の原爆に相当するプルトニウムを作り続けることになる。
北朝鮮に文句を言う資格がない!!
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 米エネルギー省のダニエル・ポネマン副長官は昨年4月、訪米した鈴木達治郎・原子力委員長代理(当時)に「プルトニウムを消費する予定のないまま、再処理で新たな分離プルトニウムの在庫が増えることにならないか、大いに懸念を有している」と述べた。

 ポネマン氏は原子力開発の推進派として知られ、日本の再処理にも理解があると思われていたため、日本側の関係者を驚かせた。

 2009~12年に米国家安全保障会議(NSC)で核不拡散担当だったジョン・ウルフスタール氏は取材に対し、東京電力福島第一原発事故後も日本が原子力政策を変えようとしない現状に触れ、「日本がこの3年間にプルトニウムの必要性を基本から考え直さなかったことに失望している」と話した。同氏は「個人的には六ケ所を稼働させないほうがいい」との考えを示すが、それを米政府が求めても、日本は受け入れず、米日関係が悪化するだけだとの見方がオバマ政権内では大勢を占めているという。

 安倍政権が11日に閣議決定したエネルギー基本計画には「六ケ所再処理工場の竣工(しゅんこう)」が盛り込まれた。一方で「プルトニウムの回収と利用のバランスを十分に考慮する」の文言もあり、米国側に配慮を見せた。使用済み核燃料の再処理は、日米原子力協力協定に基づき、米国の同意が必要だ。(ダグラス・バーチ=CPI、奥山俊宏)

関連リンク
日本の核燃料再処理工場の稼働、米国などが懸念
WSJ 2013年 5月 02日

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