世紀の大発見かと思われたSTAP論文への理化学研究所の対応があまりにも不可解なので、公開質問状を出しました。

独立行政法人理化学研究所
理事長 野依良治 殿
研究論文の疑義に関する調査委員会 殿

平成 26年3月31日 STAP研究論文の疑義に関する調査報告書が出され、小保方氏に捏造・改ざんがあったと認定されました。この問題につきまして質問をいたします。
1.ネイチャー論文、報告書、小保方氏反論を読みますと6つの疑問点のうち、小保方氏に研究不正があったと判定された2項目につきまして
(1-2)Figure 1i 小保方氏 改ざんに当たる研究不正は29サンプルのデータに中から、5サンプルのデータを、標準 DNA サイズマーカーの対数値が合うように調整して配列したものであり、研究目的に合ったものであると思われます。
 従って改ざん判定は誤りではありませんか。

(1-5)Figure 2d, 2eにおいて画像の取り違えがあった点はすでに理研に報告、ネイチャーに対して訂正論文を提出されたものとの小保方氏の反論がありますが、これを捏造と判定され根拠は何でしょうか。

 STAP細胞研究論文にかかる調査報告を受けて、理事長は不服申し立てを行う権利の保障など、所定の手続きを経た上で、研究不正と確認された論文一篇について取下げの勧告をするといっておられます。(1-2)及び(1-5)の判定は広く説得力のあるものでなければなりませんが、その要件を満たしているとは到底思えません。

追記 理研調査委員会委員長の石井氏の論文において、遺伝子を調べる実験結果の画像の一部を入れ替えた改ざんが指摘され、石井氏が小保方氏と同じくオリジナルなデータがあり改ざんではないと言っておられます。原論文は見ていませんので正確にはわかりませんが、(1-2)の通りいずれも改ざんではないと思われます。
ただし調査委員会の判定基準からいうと、指摘されてから気が付いたことから、石井氏論文も改ざんあるいは捏造と判定されるのではないでしょうか。

このことは「STAP研究論文の疑義に関する調査報告書」が捏造ではないかという疑念を抱かせます。

2.小保方氏とバカンティ氏を除く理研関係の共著者から論文撤回との意向が出されています。もし論文が撤回された場合どうなるのか、以下の点をお尋ねします。

a.論文が撤回されても、全世界の人々が電子版によりこの論文を読むことができます。すでに検証実験が成功しなかったとの報告も出ているということです。しかし成功した人が、多分外国で、同じやり方で、STAPと違う命名で、他の雑誌に投稿し掲載された場合、第一発見者はその人のものになるのではないでしょうか。ノーベル賞が出されるとしたら、第一発見者、小保方氏はなくなるのではありませんか。撤回論文を参照して記載する方法がないのですから。

b.特許もすでに申請済みだと拝察しますが、捏造判定をした理研にその権利は残るのでしょうか。
 これからの再生医療が病気、怪我の治療を革命的に変えていく契機となるSTAP細胞の知的財産としての権利を、理研の調査の誤りで放棄するとしたら、日本国の経済的損失、国民が再生医療を普通に受けられる権利を失うことにもつながると考えられませんか。論文撤回を勧告し、かつ特許申請継続中であれば、小保方氏を犠牲にして不正判定をし、理研の特許による利益は確保するという不正行為になりませんか。

c.非専門家としてSTAPの可能性についての判断は持ちません。しかし世界トップのネイチャー誌の長期にわたる厳しい審査を通って掲載されたことから、今後世界の多くの研究者が実証、発展させるべき大きい発見であると考えるものです。「STAP現象があるということが現在最も有力な仮説だ」と笹井氏が記者会見で述べておられますが、その有力な仮説こそ発表して、STAP研究を世界で進めることが、最先端を行く使命を持つ理研のやるべきことと考えますがいかがでしょうか。

質問状の Pdf ファイル

d.研究不正再発防止改革推進本部の設置についてを公示しておられます。調査委員会の報告に異議申し立てがなされている状況で、研究不正再発防止といわれる根拠はあるのでしょうか。理化学研究所は問答無用の裁判をする封建社会なのでしょうか。研究者の基本的人権が認められない閉鎖社会の中で、独創的な研究がなされるとは期待できません。

e.理研は、STAP現象の検証作業を理事長主導の下実施します、と広報されています。
検証計画では、刺激による分化細胞の多能性誘導現象が存在するか否かを、科学的に
厳密性の高い方法で検証する。そのために、論文で報告されたリンパ球からの多能性誘
導の再現性の有無を検討するのみならず、他の分化細胞からの多能性細胞の誘導の可否
についても厳密な細胞系譜追跡法を用いて検証する。
研究実施責任者 はSTAP論文の共著者である丹羽 仁史氏とあります。

e1.理研の小保方氏、笹井氏はメンバーに入っていません。丹羽氏のこの研究によりSTAP細胞が再現できなくても、STAP細胞は作れないということにはならないでしょう。小保方氏が公開実験でどうしても再現できない時に初めてSTAP細胞に疑問符が付くでしょうけれど。

e2.この研究の間、外国でSTAP成功の論文がでたら、撤回論文の権利は消失しませんか。

e3.丹羽氏主導の研究でSTAPが成功したときには、その研究の著者はどうなるのでしょうか。小保方氏が主著者でなければ、研究成果の横取りという不正が行われたことになりませんか。
以上、よろしくお願い申し上げます。

参考リンク
理研STAP細胞論文の疑義についての調査報告 検証Ⅰ
STAP細胞論文の理研調査報告書 検証Ⅱ 若山氏の責任重大
STAP論文の理研調査 検証Ⅲ コピペは若山氏実験担当部分のみ
STAP論文についての 理研への公開質問状
小保方・石井・山中氏を比較 研究不正の定義 
STAP報道について新聞に要望
東京医科歯科大「研究不正なし」 理研調査委員の論文
STAP問題は理研問題 不正判定こそ不正

理研調査報告書
理研、最終報告書の小保方氏提出の画像をこっそり削除 公式説明なき修正に疑問や不信感
小保方晴子さん会見後も残る謎 3分でわかる経緯まとめ
STAP事件簿後日譚 論文の不備を誰がわかったのか?


2014.04.27 Sun l STAP l コメント (0) トラックバック (0) l top

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