安倍首相、アジアへの加害責任に触れず 戦没者追悼式
2015年8月15日 朝日デジタル より転載
 戦後70年の終戦の日となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれ、約310万人の戦没者を悼んだ。安倍晋三首相は式辞で「戦争の惨禍を決して繰り返さない」とする一方、アジア諸国への加害責任には今年も触れなかった。正午の黙禱(もくとう)に続き、天皇陛下は「おことば」で「さきの大戦に対する深い反省」と、追悼式では初めての表現を使われた。

加害責任に触れないということはどういうことか。第二次世界大戦の犠牲者数を見る。
第二次世界大戦の犠牲者 より
第二次世界大戦犠牲者
大日本帝国の死者~300万人に対して、中華民国国民政府 1000万~2000万人と桁違いであること
韓国・北朝鮮は日本統治下にあり、日本軍人として徴兵されていたこと民間人の死者は~40万人
フィリピンでも大日本帝国と同じ程度の民間人の死者 50~100万人が見積もられている。
日本が仕掛けた侵略戦争、アジアへの加害責任を認めずに戦没者の追悼・慰霊ができるはずがない。
------------------
天皇陛下のお言葉
 終戦以来既に70年、戦争による荒廃からの復興、発展に向け払われた国民のたゆみない努力と、平和の存続を切望する国民の意識に支えられ、我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という、この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき、感慨は誠に尽きることがありません。

 ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。
------------------
下線はこれまでにない新たな表現。短い中に痛切な思いが溢れていて胸をうつ。

安倍首相の式辞全文 戦没者追悼式 によると
------------------
 遠い戦場に、斃(たお)れられた御霊(みたま)、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遥かな異郷に命を落とされた御霊の御前に、政府を代表し、慎んで式辞を申し述べます。

 皆様の子、孫たちは、皆様の祖国を、自由で民主的な国に造り上げ、平和と繁栄を享受しています。それは、皆様の尊い犠牲の上に、その上にのみ、あり得たものだということを、わたくしたちは、片時も忘れません。
------------------
 この式辞には、なぜ多くの若い命が、遥かな異郷に命を落とさねばならなかったのかという無念、反省はなく、今平和と繁栄を享受しているのは、戦没者の尊い犠牲の上に、その上にのみ、あり得たものだと正当化している。
 首相の式辞では1993年の細川護熙氏以降、アジア諸国への「深い反省」と「哀悼の意」などを表明し、加害責任に言及することを踏襲してきた。だが、安倍首相は3年続けて加害責任への言及を避けた。異郷の戦闘の結果として、多数の死者が出たことを忘れてはならない。


2015.08.15 Sat l 戦争と平和 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://natureflow1.blog.fc2.com/tb.php/403-a1e122ba
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)