福島県健康調査で、甲状腺がん・疑いと判明した子ども166人、手術でがん確定者116人
その子どもたち・家族はどうしているのか殆ど報道がない。
リンパ節転移が多数・肺に転移も ②~福島県の甲状腺がん で見たように
手術した9割以上でリンパ節転移、甲状腺外浸潤があり、さらに肺への遠隔転移3例(3%)があった。リンパ節転移、甲状腺外浸潤、遠隔転移のないものは8% のみ。

以下に肺へ転移した女性の例のレポートがあったので記録しておく。
福島原発事故後に甲状腺ガンとなった20歳の女性の悲痛な日々 
2度の手術も、リンパや肺に転移。弟2人も甲状腺にのう胞が…

(2015年9月25日号 FRIDAY)から抜粋
取材・文/明石昇二郎(ジャーナリスト)
福島原発事故後に増えた心臓病と甲状腺がん より経過をまとめると

・福島県中部に住む、20歳の女性(被曝時年齢15歳)
・3・11後3日外出控える。その後普通の生活
 福島市内で中学卒業の買い物など(福島市内毎時約10マイクロシーベルトを記録)
・2012年県の甲状腺検査で異常見つかる
・県立医大での精密検査で、医師から『深刻な状態だ』と告げられ、ガン判明
・2013 高校3年の夏休みに手術、甲状腺の右半分と転移していた周囲のリンパ組織を切除
・2014 県外の芸術系大学に進学 健康診断で「血液の異常」見つかる
・県立医大で検査『ガンが再発している』 大学退学
・2014.10月の再手術 甲状腺全摘出とリンパ組織を切除、肺への転移も判明
・生理不順にもなりホルモン剤を投与
・2015.4月 肺がん治療で「アイソトープ治療」
  =放射性ヨウ素の入ったカプセルを飲み、転移したガン細胞を破壊する療法
   放射性ヨウ素は甲状腺がんの原因物質
・4人兄弟の長女で、弟2人も「甲状腺にのう胞がある」との診断を受けている

以下転載------------------------------
「小児甲状腺ガンという診断をうけたときは、『えっ!? なにそれ』という感覚でした。それまでなんの自覚症状もなかったんですから。ガンがリンパや肺にも転移し、その後2回も手術を受けることになるとは思っていませんでした」

こう明かすのは福島県中部(中通り地方)に住む、20歳の女性Aさんだ。東日本大震災が起きた当日は、Aさんの中学校の卒業式だった。原発事故直後の3日間は外出をひかえていたものの、その後は通常の生活を続けていたという。 「県立高校への進学が決まっていました。事故から1週間後には、制服を注文するため母と一緒にJR福島駅前にあるデパートに出かけたんです。高校入学をひ かえ た子どもたちが押しかけ、デパートは超満員。建物の外にまで行列がのび、私たちも30分ほど屋外で待たされました」
当時は県内の空間放射線量が非常に高く、福島市内では毎時約10マイクロシーベルトを記録していた。そうした事実を知らされず、Aさんはマスクをつけずに外出していたのだ。

翌 年の夏休み。自宅近くで行われた県の甲状状検査で、Aさんに異常が見つかる。県からは「福島県立医大で精密検査をお願いします」との通知が届く。「ノドが 少し腫れていましたが、自分で気づかなかった。
県立医大で2回目の精密検査を受けたときに医師から『深刻な状態だ』と告げられ、ガンであることがわかった んです。高校3年の夏休みに手術を受け、甲状腺の右半分と転移していた周囲のリンパ組織を切除しました」

通い始めた大学も再発で退学
だが、これで終わりではなかった。高校で美術部に所属していたAさんは「ウェブデザイナーか学芸員になりたい」という夢を持ち、卒業後、県外の芸術系大学に進学。入学後の健康診断で「血液がおかしい」との結果が出たのだ。
「夏休みに帰郷し、県立医大で検査を受けると『ガンが再発している』と言われたんです。治療に専念するため、通い始めたばかりの大学も退学せざるをえませんでした。
10月の再手術では、残っていた左半分の甲状腺とリンパ組織を切除。甲状腺は全摘出することになったんです。肺への転移も判明し、術後しばらくはかすれた声しか出ず、キズの痛みをこらえながらリハビリを続けていました」

生理不順にもなりホルモン剤を投与。今年4月には肺がん治療の ため「アイソトープ治療」も受けた。放射性ヨウ素の入ったカプセルを飲み、転移したガン細胞を破壊するという療法だ。「カ プセルを飲む2週間ほど前から食事制限があり、大好きなお菓子も食べられません。飲み物は水だけ。カプセルを飲んだ後も3日間の隔離生活を強いられます。 強い放射能のため周囲の人が被曝する可能性があるからです。お風呂に入るのも家族で最後。医師からは『トイレの水も2回流すように』と言われました」

Aさんは4人兄弟の長女で、弟2人も「甲状腺にのう胞がある」との診断を受けている。だが県立医大の担当医は、発病と原発事故との因果関係は「考えにくい」としか言わない。
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因果関係を否定する は政府・IAEAの方針で、答えは決まっているのだろう。
2016.02.21 Sun l 福島甲状腺がん l コメント (0) トラックバック (0) l top

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