入口紀男氏にFBを通じて教えていただいたことを転載させていただく。
この資料から今後考えを進めたい。
福島第一原発では、2011年3月11日の事故(電源喪失)までに共用プールという建屋に使用済み燃6,377体を水中に沈めて10万年間冷却中でした。 
 それとは別に1号機建屋の3階プールに使用済み燃料392体、2号機建屋の3階プールに使用済み燃料615体、3号機建屋の3階プールに使用済み燃料566体、4号機建屋の3階プールには使用済み燃料1331体と未使用燃料204体が水中にそれぞれ沈められていました。
 また、1号機は400体が使用中、2号機は548体が使用中、3号機も548体が使用中でしたが、電源喪失によって炉心貫通(メルトスルー)し、1号機の使用中燃料は77トンのデブリに、2号機の使用中燃料は102トンのデブリに、3号機の使用中燃料も102トンのデブリになりました。
 以上のうち4号機建屋の3階プールの1,535体は2014年12月22日までに共用プールと6号機建屋の3階プールに移送されました。
 さて、広島原爆はウラン235の0.8キログラムが広島上空で爆発して広島の街を壊滅させました。
 未使用核燃料はウラン235の濃度が4パーセントです(3~5パーセント)。なので、1トンの未使用核燃料には40キログラムのウラン235が含まれていますから、これが使用済みになると、広島原爆の50倍の放射性物質になりますね。
 原子炉では、使用済みになった核燃料は順に未使用核燃料と入れ替えて運転しますので、311の事故で溶け落ちたデブリは半分が未使用核燃のまま溶け落ちたものであるとすると、デブリは1トンあたり広島原爆の25倍の放射性物質にすでになっており、これから再臨界事故が起きると核分裂反応で広島原爆の25倍の放射性物質を新たに生み出す能力があります。
 環境に放出されたのは1号機から広島原爆7発分、2号機から広島原爆153発分、3号機から広島原爆8発分の合計168発分でした(日本政府が2011年8月26日にIAEAに報告した値)。イギリスの科学雑誌「ネイチャー」には広島原爆の384発分であったと記載されています。
 以上で、核燃料1体とはウラン235で何キログラムになるか、福島の敷地内に広島原爆の何発分の放射性物質が存在しているか、環境に出たのはその何パーセントであったかなどが計算できるでしょう。
 日本には広島原爆100万発分の放射性物質をもつ使用済み核燃料があります。そのうち30万発分は六ヶ所村にあります。商用原発を含めて、すべて、ちょっとした工作活動(テロ)や空爆、ミサイルによる攻撃に対して全くの無防備です。
2017.08.05 Sat l 使用済み核燃料 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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