福島原発事故で政府は、除染により、避難住民を「全員帰還」できるようにするといってきた。

高度汚染地域を除染して戻れるようにはできない、除染土の保管場所もないのにすべてを除染することは不可能と考えてきたが、政府はついに「帰宅不能地域」の設置に言及した。


福島原発に「帰宅不可区域」案 「全員帰還」崩れる
日経電子版2012/4/5
 東京電力福島第1原子力発電所の事故で立ち入りを制限している同原発の周辺地域に、長期にわたり住民の帰宅を認めない区域を設ける案が政府内で浮上してきた。原発近くには大量の汚染水が保管されており、安全面の配慮から緩衝地帯が必要と判断したもようだ。避難住民を「全員帰還」させるとしてきたこれまでの目標を事実上、撤回する。区域の設定や住民への補償など課題も多く、難しい対応を迫られそうだ。

初めからわかっていたこととはいえ、事故から1年を経て
”除染なんてできない””若い世代が元の場所に戻ることはできない”・・・
が諦めとともに実感せざるを得ない状況で
永遠に故郷には戻れないという現実を公表して理解を得ようとするのは、絶対必要。
このやり方は、ずるいというべきか、巧みというべきか分からないが、
でもこの方針を立ててここまでやってきた民主党政権は、なかなかよいのではないか。


原発周辺に帰宅不能域 復興相、福島県に打診
asahi com.(朝日新聞) 4月4日による
 平野達男復興相が、東京電力福島第一原発事故で立ち入りを制限している警戒区域の中に、将来にわたり住民が帰宅できない区域の設定を検討していることがわかった。政権は避難区域を三つの区分に再編し、福島県全域での帰宅をめざしているが、帰宅不可能な区域を認めるのは初めて。

 復興相は3日、福島県の佐藤雄平知事や同県双葉町長らと会談。町長によると、平野復興相は「プラント(第一原発)のそばに住んでいいのかという問題がある。”緩衝地帯”のようなものが必要なのではないか」と述べたという。安全性を担保する狙いで、原発周辺数キロ圏を念頭に地元自治体と協議して設定する方針だ。

 町長は「放射線量が低いからと言って原発の近くに住んでいいのかと思っていた」と評価。大熊町の町長も「今の状況から考えると、そういう考えも必要になってくる」と前向きに受け止めた。

福島第1周辺に緩衝地域 政府、建前捨て本音示す 産経新聞2012/4/5より
汚染度が高い地域を住民が帰還できるレベルにまで除染するのは困難だ。また、福島第1原発で生じ続ける汚染水の保管用地の確保や、中間貯蔵施設の建設を見据えた場合、一定範囲を無人として住民の健康や精神衛生を守ることは必須といえる。

 「帰還するしないの前提が決まらないと、避難者の支援策も定まらない」との指摘もあり、帰還できない避難者の支援策の検討を急ぐ狙いもある。
とあったが、国民を放射能の被爆から守ること、戻れない地域の避難住民にはできるだけ速く、十分に生活の保障をして今後を支援すること、これが一番重要と思う!!

2012.04.05 Thu l 放射能・除染 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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