国会事故調のうそ 2
原発事故のおける菅首相海水注入停止ドタバタ劇、真相はどこにあるのか、資料から冷静に見たい。政府と東電、真っ向対立、責任を押し付けあっていると巷の新聞のように評価していては、嘘でも言ったほうが勝ちになる。
国会がそんな馬鹿げた事故調査をして、事故原因を恣意的に誤れば、福島againである。

事故を再発させないために、真相はどこにあるかを探そう!!資料を時系列に整理して冷静に読むと、犯人は簡単に割れる!!

まず、海水注入が中断されなかったことが判明した後の東電による発表
”一号炉海水注入に関する時系列から” 騒ぎの内容を思い出してみる。



1号機への海水注入に関する主要な時系列について 2011年5月26日東電
<3月12日の主要な時系列>
12:00頃  社長が海水注入の準備について確認・了解
14:50頃  社長が海水注入の実施について確認・了解
14:53頃  淡水の注入停止(これまでに8万リットル注入)
15:18頃  準備が整い次第、海水注入する予定である旨を原子力安全・保安院等
      へ通報
15:36頃  水素爆発
18:05頃  国から海水注入に関する指示を受ける
19:04頃  海水注入を開始
19:06頃  海水注入を開始した旨を原子力安全・保安院へ連絡
19:25頃  当社の官邸派遣者からの状況判断として「官邸では海水注入について
      首相の了解が得られていない」との連絡が本店本部、発電所にあり、
      本店本部、発電所で協議の結果、いったん注入を停止することとした。
      しかし、発電所長の判断で海水注入を継続。(注)
(注) 関係者ヒアリングの結果、19:25頃の海水注入の停止について、発電所長
    の判断(事故の進展を防止するためには、原子炉への注水の継続が何より
    も重要)により、実際には停止は行われず、注水が継続していたことが
    判明しました。


1. 海水注入中止騒ぎのそもそもの発端は、安倍晋三元首相のメールマガジンの記事であった。詳しくは
”海水注入停止騒動は官僚から自民党安倍晋三元総理に情報が流された事から始まった” をどうぞ 
メ-ルマガジンの内容は 

福島第一原発事故で菅首相の唯一の英断と言われている「海水注入の指示」が、全くのでっち上げである事が明らかになった。複数の関係者の証言によると、12日19時04分に海水注入を開始。同時に官邸に報告したところ、菅総理が「俺は聞いていない!」と激怒。官邸から東電への電話で、19時25分海水注入を中断。実務者、識者の説得で20時20分注入再開。実際は、東電はマニュアル通り淡水が切れた後、海水を注入しようと考えており、実行した。しかし、やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです。菅総理は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべきです。(安倍晋三)


 重要な事は、原発の海水注入が菅総理の指示で停止されたと云う情報が経済産業省の官僚から、自民党、安倍晋三元総理に流された事。この情報をもらった安倍氏は自分のメ-ルマガジンで公開、谷垣自民総裁が国会での菅総理の追及の材料に使った。

2.複数の政府関係者の話として、海水注入中断について5月21日毎日新聞、時事通信、産経ニュースなどが報道
首相の意向で海水注入中断…震災翌日に55分間 5月21日08時11分 読売新聞
 首相が海水注入について懸念を表明したことを踏まえ、東電は海水注入から約20分後の午後7時25分にいったん注入を中止。その後、原子力安全委から同40分に「海水注入による再臨界の心配はない」と首相へ報告があったため、首相は同55分に海江田経済産業相に対し海水注入を指示。海江田氏の指示を受けた東電は午後8時20分に注入を再開した。その結果、海水注入は約55分間、中断されたという。
  5.で見るように、結果的にこんなフィクションが作られ、菅おろしの材料とされる恐ろしい世の中。
  偽メールの方を問題にすべきなのに!!

3.谷垣自民総裁が海水注入中断は「人災」…谷垣総裁、首相追及 することを表明
2011年5月21日21時09分 読売新聞

4.菅首相は、海水注入が中断されたことについて
「注入する時も、やめる時も、私どもに(東電から)直接報告はなかった。私を含めて(首相官邸の関係者が)注水を止めたことは全くない」と述べた。午後7時過ぎから約20分間行われた海水注入を把握していなかったとして、自らの中断指示を否定した。 国会質疑で谷垣自民総裁の質問に答えて 
首相、海水注入中断の指示否定
2011年5月23日13時26分 読売新聞

5.その後、以下の如く東電の福島第一原発所長が独断で、海水注入を継続していたことを東電が発表
海水注入、実は原発・吉田所長が独断で継続
2011年5月26日21時09分 読売新聞
注水継続の吉田所長、処分も検討…東電副社長
2011年5月26日16時49分 読売新聞
所長の注水継続は「妥当な判断」…武藤副社長
2011年05月27日 08時38分 読売新聞
吉田所長、TV会議で一芝居…本社欺き注水続行
2011年12月27日08時27分 読売新聞

6.幕が下りたと思っていたのに、国会事故調ではまだ首相が中断指示を出したかどうか調査中であった!!
東電のキーパーソン武黒フェローの証言首相への説明優先で海水注入中止 国会の事故調査委で東電幹部
2012/03/28 16:55 【共同通信】
原子炉冷却に向けて海水を注入したことをめぐり、東電の武黒一郎フェローは28日、既に始めた注入をやめるように指示した理由につい「菅直人首相(当時)への説明が終わっていない段階で、いったん中止して了解を得てから再開すべきだと思った」と述べた。武黒氏は当時、官邸に詰めていた。この日「非常に危機的状況で、海水注入は大事だと思っていた」と話す一方、その後を考えて首相の了解を得るべきだと考えたと説明。

この証言は4.菅元首相は、「注入する時も、やめる時も、私どもに(東電から)直接報告はなかった」と全く一致する。
また↑↑東電の海水注入に関する時系列の
18:05頃 国から海水注入指示を受ける
19:04頃 海水注入開始
19:06頃 海水注入開始の旨を原子力安全・保安院へ連絡
で、政府、菅元首相への説明が終わっていなかったこととも完全に一致する。

7.東電会長の勝俣恒久会長の弁明・・・極めつけ
  事故対応の総括責任者は社長、現場の最高司令官は所長・・で会長は「よく知らなかった」
  官邸から「海水注入中断」の指示があったとの認識を前提に
  「いやしくも日本の総理、私から注水を継続しようというのは難しかった」

  これらの解答が、会長が原発事故の原因そのものであったことを如実に示している。
  会社保身、自己保身、そのためには堂々と嘘をいう人柄であることが明白

海水注入中断、真相はどうなのか
海水注入の一時中断はなかった
に各新聞記事などをまとめたデータベースがありますのでどうぞ。

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2012.05.30 Wed l 原発事故 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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