原子力委員会の近藤駿介委員長に聞く原子力政策の課題  朝日新聞オピニオン2012.6.29朝刊

 日本の原子力政策を決めてきた原子力委員会の近藤駿介委員長が、朝日新聞の単独インタビューに応じた。東京電力福島第一原発事故とは何だったのか。日本の原子力政策は変わるのか。閉鎖的と言われてきた原子力行政の中枢にいた一人が、事故のことや今後とるべき政策について語った。

今までもってきた疑問が解けたので、大賛成の要点をピックアップ

安全神話が崩壊した今、考えることは?
除染や廃炉をきちっとやるのが我々の使命、世界は事故後もなお原子力を利用しようとしている。福島を繰り返さないために教訓を得ることが大切。

過酷事故が起きたとき、どうすべきと思ったか?
過酷事故が起きてしまったら、拡大を抑える手段は限られている。
a.ベントで原子炉の圧力を下げる b.注水し最終的には海水を注入する


爆発は防げなかったが?
3号機の建屋の爆発を防ぐため、自衛隊に水素を抜く穴を開けるべきと思った。
実行されず、3・4号機の建屋が爆発した。


ベントに時間がかかったが?
米国 全電源の喪失に備えてベント弁をこじ開ける道具を用意
日本 ベント弁をつけただけで、使わねばならぬ状況の分析や操作の訓練が不十分

   (少しでもやっていたの?) 

非常時に炉を冷却する非常用覆水器は?
東電 ほとんど動かしたことがなかった
米国 非常用覆水器の弁が閉まらないように設定を変えている
日本 昔のままだったので、事故時に弁が閉まった。気づかずに対応が遅れた。


世界の事故対策の考え方は?
a.どんな対策をとっても起こりうる b.高い信頼性のシステムでは起こらない
「9・11」後にとられた原発テロ対策は a. の立場で行われている。
日本への情報提供もあったが、トップでとまり、対策に生かされなかった。


事故から教訓を汲みつくすには?
事故の詳細な再現と理解が前提 それなくして事故を踏まえた安全対策をとりえない。

今の事故調査委員会は?
どの事故調も「事故の再現作業」をしていない
原発の検査などを行う原子力安全基盤機構などがやるべき・・

(原子力村と反発が多いだろう)

米仏でさえ研究を始めている。日本がきちんとやって歴史に残さなければ国として恥ずかしい。
日米共同で研究するよう関係機関に働きかけている。


(そういう目で見ると3事故調とも委員長は非専門家、専門家を一部含むのは政府事故調のみ
政府事故調委員長 畑村東京大学名誉教授 失敗学
国会事故調委員長 黒川東京大学名誉教授 医学博士
民間事故調委員長 北澤 前科学技術振興機構理事長 物理化学
では事故の再現作業が出来るはずがないか) by natureflow


2012.07.03 Tue l 原発事故 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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